第391章

高槻元成は、本当に自分の叔父だった……。

ということは――高槻元成は、母が自分の実の姉だと知ったうえで、わざと手を下したのか。高槻家に残っていた、わずかな財産を根こそぎ奪うために……?

あまりにも、信じがたい。

江崎鏡は想像するだけで背筋が冷えた。この世に、ここまで残酷で冷酷な人間がいるなんて。

視線を高槻昌弘へ向けると、彼もまた呆然としていた。何もかも掌の上で転がしているように見えた高槻おじいさんが、いまは迷子の子どものように立ち尽くしている。

「……何かの間違いじゃないのか。どうして、こんな……」

「警察の方、本当に……あなたたちのほうで取り違えた可能性はないのか?」

高槻...

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