第409章

「えっ、葉山言、どういうことだよ!」

「そうだ、古村社長はどうして出ていった?」

「会議の真っ最中だぞ。先に席を立つなんて、まずいんじゃないのか?」

「だよな。古村家の社長ともあろう人が、自分の商いをいつも途中で放り出して……まさかまた、江崎鏡のところへ行ったんじゃないか?」

「また江崎鏡? あの女、ほんとにしつこいわね。さっさと離婚すればいいのに。いちいち騒ぎを起こして、うっとうしいったらない!」

さっきまで一人残らず、今すぐ帰ってベッドに倒れ込みたい顔をしていたくせに。

噂話の匂いがした途端、目の色を変えて、言葉が次から次へと飛び出す。

葉山言は聞く気にもならなかった。連中...

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