第285章 当てが外れる

「おい、手を離せ! 死にたいのか? 巻き添えは御免だぞ!」

「もう知らん、青山光は完全にイカれてる! 早く引き剥がさないと、このままじゃ……」

取り巻き連中は戦々恐々としていた。彼らの実家は零細企業で、水野家の恩恵なしには立ち行かない。もし水野実里に万が一のことがあれば、一蓮托生で破滅だ。

会社のため、そして己の将来のため、彼らは必死の形相で青山光へと飛びかかった。

だが、光がそれを許すはずもない。手にはすでに銀針が握られている。

掴みかかろうとする者たちへ、容赦なく銀針が突き立てられた。プス、プスプスッ……。

「ぎゃああああッ!」

断末魔のような悲鳴が、次々と響き渡る。

一...

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