第369章 青山のお爺さんの計画

青山聡は、生まれたときから隠し子だった。由緒ある本物の名門の前では、とてもじゃないが表に出せない存在。

あの頃、あの子をどこかへやろうとした。けれど、あの出来損ないは死ぬとまで言って拒んだのだ。どうしようもなくて、結局手元に置くしかなかった。

今思えば、大きな間違いだった。

こんなことになるとわかっていたら、どんな手を使ってでも遠ざけるべきだった。

青山のお爺さんは窓の外に目をやり、ふう、と深く息を吐いた。

「予定どおりだ。準備をしなさい」

「向こうは、どうなさいますか」

中島さんがたまらず問い返す。

青山のお爺さんも、そのことを考えると頭が痛くなる。

「もう少し様子を見る...

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