第373章 真夜中の発熱

中山家の古狸どもめ。

表向きは青山雅紀との提携を装っているが、その腹の底では、雅紀を矢面に立たせて事態を収拾させようという魂胆が見え透いている。

もっとも、提携から得られる利益自体は、そう悪くはないのだが。

光が、まさか雅紀がその話に乗るのではないかと危惧した、その時だった。

氷点下の如き、冷徹な声が響く。

「悪いが、このプロジェクトについて、俺には別の考えがある」

一陣の風が吹き抜ける。

その軽やかな拒絶の言葉は、風と共に散っていった。

中山は耳を疑った様子で、呆然と呟く。

「今、何と……」

「パートナーならもう見つけてある。またの機会にな」

青山雅紀は一言一句、相手...

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