第376章 死を以て迫る

それから丸一日が経った。

「あなた、愛してる」

この言葉は、すっかり青山光の口癖になっていた。

青山雅紀の頬は緩みっぱなしで、その口元を引き締めるのは至難の業だった。

ひとしきりベッドの上でじゃれ合った後、光は雅紀の逞しい胸に身を預け、探るように口を開いた。

「ねえ、あなた。もし私がいつかあなたの元からいなくなったら、二人の子供たちのこと、ちゃんと大事にしてくれる?」

言い終わるか終わらないかのうちに、腰に鋭い痛みが走る。

見上げると、雅紀の瞳は暗く沈み、その奥には暴風雨のような激しい感情が渦巻いていた。

その凍てつくような表情は、光が今まで一度も見たことのないもので、心臓が...

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