第379章 殴られたいのか

「おまえさ、青山雅紀がどんな人か、本当に分かってんのか?あの人はな、数えきれないくらいの人間の推しなんだぞ。青山雅紀はもう何年も前に学校を出てるのに、いまだに伝説が残ってるんだ」

「本来なら王になるべき男なんだよ。それが、おまえみたいな女のせいで、毎日こんなしょうもないことに振り回されてる。さっさと青山雅紀と離婚してやれよ。あいつを解放してやれ。大きなことをするべき人間なんだ」

小林岳が病室に飛び込んできて、いきなり怒鳴り散らす。

青山光は眠りの底から引きずり上げられたみたいに目を覚まし、頭がぐらぐらして、状況を飲み込む前に、小林岳が手にしたコップの水をぶちまけてきた。

冷水が肌を打...

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