第408章 チャンスが来た

二時間後。

安田大吉は再び手術室から運び出された。

一同は一斉に安堵の息を漏らした。

院長は厳粛な面持ちで釘を刺した。

「お前たち、口を慎むんだぞ。もし情報が外に漏れたらただでは済まないからな。もちろん、自分や家族の身を守りきれるほど命知らずだと言うなら、好きにするがいい」

「でも、これほどの大事になって、他の人には知らせなくていいんでしょうか……」

青山光が安田大吉の直接の緊急連絡先とはいえ、彼にはまだ母親と妹がいる。

万が一、誰かがこの件をネットに書き込んだり、責任を追及してきたりしたら、病院が責任を問われることになる。

院長はため息をついた。

「あの母娘にも知らせてお...

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