第415章 中山家の誠意

 真夏の日差しが、容赦なく照りつけていた。

 とりわけ正午の太陽は、刺すように鋭くて、焼けつくほど熱い。

 ほんの少し外に立っていただけで、中山家の面々は、油が浮いてきそうなほどぐったりしていた。

 中山が、ぎこちなく口を開く。

「と、とにかく、うちの会社にもたくさんの取引先がありますし、それに、お爺さん同士も親しくさせていただいてました。ここはひとつ、広いお心で水に流していただけませんか」

 最後のほうは、声がどんどん小さくなる。

 年上の自分が、年若い相手に頭を下げている──そう思うだけで、情けなくてたまらなかった。

 だが、もうそうするしかないところまで追い込まれている。...

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