第417章 君がいれば十分だ

「どうした? 気分が悪いのか? 医者を呼ぼう」

 彼は立ち上がり、部屋を出ようとした。

 青山光はその手を掴んだ。「大丈夫、少し気分が優れないだけ。ねえ、教えて。大丈夫、受け止めるから……私、妊娠しているの?」

 果てしなく推測を続けるより。

 直接聞いた方がいい。

 青山雅紀はうつむき、顔色を曇らせて重々しく首を横に振った。「考えすぎるな。医者はあくまで可能性の段階だと言っている。まだ確実ではなく、あと数日様子を見る必要があると……」

 光は無理に笑顔を作り、自分のお腹に手を当てた。「あなたの子どもを産みたいって、あんなに毎日言っていたのに、まさか……」

「バカな小娘。お前が...

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