第420章 小林岳の恨み

四つの視線がぶつかり合う。

兄弟の瞳には、どちらも激しい怒りが宿っていた。

「どうしてだよ! 俺の推しが、たかが女1人のせいでキャリアを潰されるなんて納得いかねえ!」

小林岳は怒りを爆発させて叫び、きびすを返して猛然と駆け出していった。

「あいつ……」

小林輝は困惑した表情を浮かべ、言いかけた言葉を深いため息へと変えた。

小林岳は血相を変えて学校へと舞い戻った。実験室で作業に没頭している青山光の姿を見つけるなり、バンッと乱暴にドアを開け放ち、目を血走らせて踏み込んだ。

「さぞかし気分がいいだろうな! 青山雅紀がついているから、誰も自分には手出しできないって思ってんだろ。こんなで...

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