第426章 大好き

 あの艶めいた嬌声は、最上の媚薬そのものだった。

 青山聡の動きがぴたりと止まり、堪えきれないといった様子でズボンを乱暴に脱ぎ捨て、股間の巨根を解き放つ。

 裸同士で向かい合ったその瞬間、水野実里の瞳に一瞬だけ、嫌悪の色がよぎった。

 青山聡は明らかに面食らったように目を瞬かせる。何かを見た気がするのに、自信が持てないような顔。

 水野実里はふわりと花が咲いたように笑い、両腕を彼の首に回した。

「どうしたの? 私、あなたのこと大好きよ。あなたのためなら、何でもしてあげたいんだから」

 そんな甘い囁きが耳に流れ込んだ途端、青山聡はさっきまでの違和感などきれいさっぱり頭の外へ追いやる...

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