第427章 あなた、かっこいいわ

薄暗い部屋の中。

微かな月明かりに照らし出されたのは、まるで彫刻のように整った顔立ちだ。

青山光は口元に浅い笑みを浮かべ、青山雅紀の頬に手を添えて軽くつねった。

「あなたってば、本当にかっこいいわね。どうしよう? 私、ますますあなたのことが好きになっちゃったみたい」

唐突な愛の告白は、静かな湖面に落ちた小石のように波紋を広げた。

青山雅紀の心は微かに揺さぶられ、細い腰を抱き寄せる腕の力をさらに強めた。

「調子のいいことばかり言いやがって。腹は減ってないか? 何か食いに連れて行ってやるよ」

光はじっとしていられない性格だ。

昨夜からずっと病院にこもりきりだったのだから、さぞかし...

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