第433章 鍛錬

「うん。あなたがくれるものなら、なんだって嬉しいよ」

青山光は車椅子を押し、青山雅紀を連れてあるメンズブティックへとやってきた。

ここに並ぶ服は、青山雅紀が普段着ているような超高級ブランドではないものの、それなりに名が知られている。特にネクタイのデザインには定評があった。

色とりどりのネクタイが所狭しと並べられ、見ているだけで目が回りそうになる。

青山光は派手な柄のネクタイを手に取ると、青山雅紀の胸元に当ててみた。

「ねえあなた、たまにはイメチェンしてみない? 毎日同じような服じゃ堅苦しいし、こういうのなら少し若く見えると思うんだけど」

若く見える、か。

青山雅紀はその言葉をゆ...

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