第457章 青山家の威厳

一室に人がぎっしりと集まっていた。

誰も彼もが長年ビジネスの世界で揉まれてきた連中だというのに、結局のところ、誰一人として先方の家に文句をつけに行こうとはしなかった。

中山の爺さんは、ふう、と深いため息をついてからぼそりと漏らす。

「……そういうことなら、この件はもういい。蒸し返すのはやめよう。――ところで、水野家の者はどうした?」

昨夜、入院した中には水野家の若いのもいた。

しかも水野実里の従弟だ。

それだというのに、水野家の人間は一人も顔を出していない。

堪えきれずに誰かが口を開いた。

「言わなくても分かるでしょう。今やあの二つの家は婚姻で結ばれた間柄ですよ。何かあっても...

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