第462章 身体機能の衰え

 診察室。

 医師は深いため息をついた。

 自分はなんて運が悪いのだろう。なぜこんな患者を受け入れてしまったのか。

 精神疾患など一切ないのに、強引にこの病院へ送り込まれ、おまけに毎日救急処置までさせられている。

 しばらくして、待ちくたびれた様子の青山光が苛立ち交じりに口を開いた。

「それで? 何かしら」

「お父様の容態についてです。あなたも医学を学ばれた身ならお分かりでしょうが、このままでは長くは持ちません。すでに身体機能は著しく低下しており、より適切な治療が必要です」

「それで?」

 光の態度は、相変わらずどこ吹く風だった。

 医師は危うく血を吐きそうになった。

『...

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