第464章 条件交渉

車は猛スピードで夜の道を駆け抜けていく。

青山光は車の窓を開け放ち、吹き込む強風に長い髪を乱されるがままにしていた。

隣の席でメールの返信をしていた青山雅紀は、ふと手を止め、横目で彼女を見た。

彼は本来、多国籍会議の真っ最中だったが、ネットのトレンドを見て光が傷ついているのではないかと案じ、急いで駆けつけたのだ。

だが車に乗ってからというもの、彼女はずっと窓の外を見つめたまま、まるで何に対しても興味を失ってしまったかのようだった。

彼は手を伸ばし、彼女をすっぽりと腕の中に抱き寄せた。

「どうした? 一体何があった」

光のくぐもった声が漏れる。何かを言いかけて口を開いたものの、結...

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