第477章 継承権を完全に失う

裕太の母親もようやく我に返り、息子の体へとすがりついた。「あんたたち、狂ってるの!? 殴るなら私を殴り殺しなさいよ! 絶対にただじゃおかないから!」

「やめろ」

冷ややかな声が唐突に響き渡った。

黒服たちは一瞬で動きを止め、左右に分かれて道を空ける。

中山の当主は、ここで初めて黒幕が青山雅紀であることに気づき、心臓が凍りつくような絶望を覚えた。

青山雅紀といえば、財界の若きカリスマである。幼い頃から常に完璧を体現してきたような男だ。

青山家の跡取りとなって以来、彼の振る舞いは常に礼儀正しく隙がなく、決して掟に背くような真似はしなかった。

それが今日……大勢の部下を引き連れ、中山...

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