第481章 まずはご褒美を

四つの視線が、正面からぶつかった。

青山雅紀の喉仏が、ごくりと上下に動く。彼はそっと手を伸ばし、青山光の頬を指先でなぞった。

南国の強い日差しの下で見る青山光の顔立ちは、殻を剥いたばかりのゆで卵みたいに、つるりとした艶を帯びていて、目を奪われるほど整っている。わずかに開いた紅い唇なんて、とても正気でいられない。

彼はその細い身体をぐっと抱き寄せ、掠れた声で言った。

「光、先にご褒美、くれ」

「まだ何も聞いてないのに、いきなりご褒美? ちゃんと起きたこと全部教えてくれたら、考えてあげてもいいって言ってるの」

「それは、もうお前の好きにはさせない」

「ちょっと待って、あたしたち、ま...

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