第485章 恥知らずな中山誠子

娘の固い決意を背に、大奥様はひどく険しい顔つきをしていた。

一体いつから、この娘はこれほど薄情になってしまったのだろうか。

どうであれ、家族なのだ。骨を折っても筋は繋がっている。彼女自身、青山光のことは好ましく思っていなかったが、息子の唯一の血筋だと思うと、どうしても不憫に感じてしまうのだ。

最終的に、そのすべての不憫さは深いため息へと変わった。

一方、中山誠子はエレベーターに乗り込んだ後、思いがけず大島璃々と鉢合わせた。

視線が交差する。

大島璃々は涙ぐんだ目で、懇願するように中山誠子を見つめた。「お兄さんはどこ?どうしてこんなに長い間連絡がつかないの?それに精神科の病院からも...

ログインして続きを読む