第514章 睦み合い

ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。

 体と体とがぶつかり合う、生々しい音が部屋に響き渡っていた。

 ベッドの上で、ふたりは絡み合う。

 素肌をさらしたふたりの身体が、ぎゅうっと結びつくように絡み合っている。今の青山雅紀は、まるで疲れを知らない機械のようだった。泣きながらやめてと懇願する青山光を抱きかかえ、腰を打ちつける動きはどんどん速くなる。いつものような優しさはそこにはなく、どこか乱暴さすら帯びていた。

 青山光は、古びた壊れかけの人形みたいに、されるがまま。抵抗する力なんて、とっくになくなっていた。

 時間が過ぎるにつれ、青山光は自分が小さな木の葉か、ひとひらの小舟にでもなったような気が...

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