第522章 岡本馨の怒り

時間がじりじりと過ぎていく。

目の前の女の怒りに対し、院長も困惑したような表情を浮かべ、鼻の頭を掻いてため息をついた。

「ご安心を。必ずや事実関係を明らかにし、あなたと患者さんに納得のいく説明をいたします。ただ、少し穏便にお願いできませんか。なにしろ、患者さんはまだ当院にいらっしゃいますし、私も色々と心配でして……」

「ご心配なく。すでに別の病院に連絡済みですから、弟はすぐに転院させます。ですが、この件は徹底的に追及させてもらいますよ。証拠はすべて押さえてあります。もしこちらが納得する回答を得られなければ、マスコミに持ち込んで、ネットの皆さんにどちらが正しいか判断してもらうつもりですか...

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