第527章 ダメ人間、やったくせに責任を取らない

水野実里はあえて彼を問い詰めることはせず、意味ありげな薄笑いを浮かべて彼を見つめた。

場の空気が、どことなくひどく奇妙なものへと変わった。

幸い、そこに西村友紀がやって来た。

「ここへ来る途中でも話したけど、私にとってすごく大切な友達が助けを求めてるの。でも私にはどうすることもできなくて、二人に頼るしか……」

そう言いながら西村友紀はポロポロと涙をこぼし、赤く腫らしたその瞳は見る者の庇護欲をそそる。

青山聡は眉をひそめ、あわや断りの言葉を口にしかけたが、水野実里が先陣を切って口を開いた。

「その話はもう聞いたわ。助けが必要なら、私たちが力を貸さないわけないじゃない。それに、あなた...

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