第532章 大奥様の悲哀

明らかだった。

今の大奥様では、目の前にいる相手をどうすることもできない。

仕方なく、彼女は青山光に助けを求めるしかなかった。

安田杏里は堪えきれずに吹き出した。

「冷酷で薄情な人たちね。あの頃、青山光があんなに悲惨な目に遭っていたのに、誰一人として助けようとしなかったじゃない。それなのに、私に敵わないからって、今度はあの子に頼ろうとするなんて。あの子があなたたちを助けると思う?」

「自分のしたことには責任を持つべきよ。私が長年、青山光に冷たくしてきたのは認めるわ。でも、私は継母なのだから、冷たくして当然じゃない?それに引き換え、あなたたちは一体何をしてきたの」

「あなたたちが長...

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