第534章 パスワード

立ち上がる中島の姿を目の当たりにして、安田大吉の目に恐怖が走り、声なき涙が頬を伝い落ちた。

中島はニヤリと笑った。

「さて、ゲームの続きといくか。覚えておけよ、もし俺を騙したり、間違ったことを言ったりしたら、死ぬよりも辛い目に遭わせてやる。今日は第二層のパスワードを教えろ。一週間の猶予を与えると約束しただろう?」

安田大吉が恐怖に目を見開く中、中島はポケットから一本の長い針を取り出し、躊躇うことなく彼の肩に深く突き刺した。

激痛が走り、安田大吉は悲鳴を上げようとしたが、その口はきつく塞がれていた……

微かな、しかし確かに苦悶に満ちた呻き声が、部屋の奥から漏れ聞こえてくる。

当直の...

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