第549章 持久力

当初、原田社長と組んで立てた計画では、研究室を足がかりにするつもりだった。

だが――まさか青山光の周りに、あそこまで表だの裏だの、人間が群がっているとは思いもしなかった。しかも、連中の視線は常に研究室に注がれている。

青山聡は、光の身の回りで何が起きているのか詳しくは知らない。だが、暗がりに潜む連中が、獲物を狙うようにこちらを見ていることくらいはわかっていた。こんな時に下手に動けば、嫌でも目立ってしまう。

計画を進めるためには、もうお婆さんを使うしかない――危ない橋だとわかっていながら。

だが、ここ最近のお祖母ちゃんの弱りきった様子を思い出すと、胸のどこかがちくりと痛む。

西村友紀...

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