第550章 不動産権利証

大金に釣られ、鍵屋の職人たちは顔を見合わせたが、結局誰一人として動こうとはしなかった。

「奥様、この前も同業者がここへ鍵開けに来て、後で警察に連行されて大目玉を食らったんですよ。もし我々に開けさせたいのなら、身分証明書を出して、この鍵を開ける資格があることを証明してもらえませんか……」

「そうですよ。この金庫は暗証番号も指紋認証もついている。本当に持ち主ならご自分で開けられるはずでしょう。こんな状況じゃ、我々も薄気味悪くて手が出せませんよ」

鍵屋の職人たちとて金は稼ぎたいが、だからといって一線を越えるつもりはなかった。

以前、大奥様と中山誠子が鍵屋を連れてきて無理やり鍵をこじ開けよう...

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