第552章 ゆっくり遊ぶ

薄暗い部屋。

青山雅紀は部屋の片隅に無言で立ち尽くし、その顔の半分以上を深い闇に沈めていた。

彼はスマホを手に持ち、絶え間なく画面をタップしている。彫りの深い整った顔立ちには一切の感情が浮かんでおらず、何を考えているのか全く読み取れない。それにもかかわらず、息が詰まるほどの圧倒的な威圧感を放っていた。

看護師の意識は青山光ではなく、無意識のうちに青山雅紀の方へと向いていた。

彼女が恐れているのは青山光ではなく、青山雅紀であることは誰の目にも明らかだった。

ここまで見事に無視された青山光は、呆れ半分に苦笑を漏らすと、一歩前へ出て看護師の視界を強引に遮った。

「認めたくないならそれで...

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