第566章 ウイルス

早朝の道路は、車の姿がまばらだった。

青山聡は極度の興奮状態にあった。車を猛スピードで走らせ、郊外の別荘へとたどり着く。

中へ入るなり、彼は待ちきれない様子で手にしていた物を家主へと差し出した。

しかし、その男は一瞥をくれただけで、冷ややかに口を開いた。

「お前たち二人が役立たずだというのはとうの昔から知っていたが、まさかここまでとはな。あれだけの大金をつぎ込んで、手に入れたのがこれか」

「どういう意味ですか! しらばっくれる気ですか。パソコンのデータをコピーして渡せば、金をくれるという約束だったじゃないですか」

「そうです。約束は守ってもらわなければ困ります。今日お金を支払って...

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