第573章 息子は重要ではない

大奥様は手を尽くしたにもかかわらず、実の娘を見失い、代わりに一人の息子を引き取ることになった。しかし思い通りの結果が得られず、そのすべての怒りを引き取った息子へとぶつけたのだ。

物心ついた頃から、秋山祥大は毎日のように折檻され、厳しい教育を受けていた。

表向きは躾であり、彼をより優秀に育てるためだと言い繕っていたが、その実態はただの憂さ晴らしに過ぎず、彼をサンドバッグにして怒りをぶつけていただけだった。

そのうえ、幼い頃の秋山祥大は極めて素直な子供であったため、親というものは皆こういうものなのだと思い込み、ずっと黙って耐え忍んできた。

のちに秋山至恩が生まれてから、彼は初めて知った。...

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