第128章

動画の向こうから、耳を裂くような悲鳴が響いた。

林原淳は眉ひとつ動かさず、再生を止める。

『薄原様、次は……』

薄原川人は眉間に深い皺を刻み、窓の外へ視線を投げた。

『この件は、二ノ宮原子にはまだ知らせるな。それと――本原建介が潜んでる山を、手勢で包囲しろ』

『承知しました』

林原淳は即座に動き出した。

一方その頃。

別荘にいる本原建介は、すでに薄原川人の動きを掴んでいた。顔は歪み、目は血走っている。

『ボス、どうします?』

本原建介は苛立ちのままにグラスを床へ叩きつけた。

『薄原川人め……! 協力するって言ってたくせに、舌の根も乾かねえうちに手のひら返しかよ。俺を猿扱...

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