第132章

周防岩人は無実を装って肩をすくめた。

『この手は女の子に百発百中なんだけどさ。まさかおまえん家のは例外だったとはな』

川崎佑哉は言葉も出ず、じとっと横目で睨むだけ。

『はいはいはい。もう余計な入れ知恵はしねえよ。おまえはおまえのペースでやれ。どうせまた俺のせいにするだろ』

川崎佑哉は「自分のペース」で、江原安美と稲子に毎日のように贈り物を届けた。

部屋の中は、箱だの紙袋だので埋まりかけている。

江原安美は一度、川崎佑哉ときちんと話をしようと思った。

そうこうしているうちに、半月ほどが過ぎた。

その頃、川崎佑哉のほうから悪い知らせが入る。——お爺さんが倒れた、と。

江原安美が...

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