第137章

その後、どれだけメッセージを送っても、向こうは一切返してこなかった。

車を走らせること5時間。ようやく目的の小さな県城に着く。

警察はIPから発信元を割り出し、東区にある古びた集合住宅の一棟へと目星をつけた。

踏み込んだとき、林原小春は部屋の中でカップ麺をすすっていた。

警官の姿を見た瞬間、彼女の顔は怯えから――薄ら笑いへと変わる。

ずるずる、とわざとらしく一口。

『来た? 意外と早いじゃん』

「林原小春。児童誘拐の容疑で逮捕する」

林原小春は抵抗もせず、両手を差し出して手錠をかけさせた。

それでも、陰気で、どこか得意げな笑みだけは最後まで消えない。

江原安美が駆け込んで...

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