第150章

白野花子は首を横に振った。

『じゃあ、どうして白野様は最近ずっと私に突っかかってくるんですか。私の仕事を横取りして』

白野花子はすっかり冷めきったコーヒーを持ち上げ、ひと口すすった。『商売なんて、結局は実力勝負よ。江原様が不公平だと思うなら、奪い返せばいい』

『おっしゃる通りです』江原安美もコーヒーに口をつける。『なら、実力でやり合いましょう』

白野花子はカップを置き、背もたれにゆったりともたれた。『でも正直、江原様のデザインは確かに悪くないわ。……相手が私じゃなければね』

江原安美も笑みを返す。『白野様は、自分がずっと勝ち続ける自信があるんですか?』

『自信がなきゃ商売なんてで...

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