第27章

江原安美はパーティーを抜けると、自分で車を運転して川崎家の本宅へ向かった。

走り出して間もなく、小腹がじくじく疼いた。あの、内臓が下へ引っ張られるような嫌な鈍さに、胸がひゅっと縮む。

最近ずっとそうだ。感情が揺れると、すぐ体がついてこない。

江原安美は路肩に停車し、しばらく目を閉じて呼吸を整えた。痛みが少し落ち着いたところで、再びハンドルを握る。

けれど家には戻らず、そのまま病院へ回った。診察を受け、薬を買ってから――ようやく帰宅する。

水を注いで薬を飲み、薬箱をベッドサイドの棚へ置いた。今日あれだけ揉めたのだ。川崎佑哉が戻ってくるはずがない。

それでも腹の具合は悪いまま。眉を寄...

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