第109章 彼らも離婚すべきだ

これは実にいい機会だった。彼らがそろって「Ruby」の会社に出資し、株を持つことになれば――将来のリターンは決して小さくない。

誰もまだ口を開かないうちに、「Ruby」はふっと話題を切り替えた。

「それにしても、由紀さんに助けてもらえて本当に助かりました。彼女がいなかったら、今ごろ会社は完全に止まっていたはずです」

石原由紀は、真剣さと嬉しさが混じった笑みを浮かべる。

「Ruby先生、あなたが私を導いてくれて、デザインの考え方まで惜しみなく分けてくれた。その恩はお金じゃ測れません。あなたの会社に投資できるのは、私のほうこそ光栄です。だから、謝らないでください」

もともと心が揺れてい...

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