第27章 ついに俺の女神に出会った

結城凝香の今夜のダンスは、前に見たときよりもずっと大胆だった。動きはさらに奔放で、挑発的ですらある。

初めて目にした紀藤瑛介が驚いたのはもちろん、葉月清奈でさえ、結城凝香にこんな一面があるとは思ってもみなかった。

葉月清奈はそっと紀藤瑛介を盗み見る。案の定、その顔色はひどく険しい。思わず口を尖らせた。

「瑛介、結城さん、あんな格好でバーで踊ってるなんて……どう見たって男を誘ってるじゃない。あの人、あなたの奥さんでしょう? そんなの、あり得ないわ……まるで瑛介のことなんて眼中にないみたい」

「――っ」

次の瞬間、紀藤瑛介は手にしていたグラスをどん、とテーブルへ叩きつけた。表情はますま...

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