第28章 突然の告白

言外の意味など、葉月清奈にはすぐにわかった。

自分が紀藤瑛介と結城凝香の結婚を壊した――そう言われているのだと。

葉月清奈は傷ついたような顔で温井賢人を見上げた。

「不倫相手が関係を壊したっていうなら、それは結城凝香のほうじゃないんですか? だって、瑛介と私はあの人たちが結婚する前から恋人同士だったんです」

だが、その言い分に温井賢人はまったく同意しなかった。

小さく首を振り、はっきりと言う。

「貫き通せなかったのは紀藤瑛介でしょう。そこに結城凝香は関係ない」

つまり、結城凝香に非はなく、悪いのはすべて紀藤瑛介だと言っているのだ。

葉月清奈は内心で舌打ちした。

結城凝香しか...

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