第46章 構うな、続けよう

服がすっかり濡れて肌に張りつき、この上なく気持ちが悪かった。紀藤瑛介はそのままシャワーを浴びることにした。

風呂を済ませ、バスローブ姿で洗面所から出ると、結城凝香がベッド脇のソファに腰かけていた。どうやら彼を待っていたらしい。

だが、彼女はすぐに立ち上がると、瑛介には目もくれない。

「どうして残らない? この寝室じゃ眠れないのか。俺たち、今までだって一緒にいたことくらいあるだろ」

瑛介が眉をひそめて言うと、凝香は鼻で笑った。

「何よ。紀藤社長って、いい歳して一人で寝ることもできないの?」

さっき自分を拒んだ彼女の態度が脳裏をよぎり、瑛介の顔色がすっと悪くなる。

思い出したのは、...

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