第77章 あなたは葉月清奈に学ぶべきだ

保護者の到着を待っているあいだ、生徒指導主任は用事で職員室を離れた。葉月誠人だけがその場に残り、保護者が来るのを待つことになる。

伊吹哲平の取り巻き連中の親は、驚くほど早く現れた。自分の息子が大学でどんな態度を取っているか、だいたい把握しているのだろう。

到着するなり、親たちは息子に葉月誠人の前で頭を下げさせた。

「これからは真面目に勉強して、二度と騒ぎを起こさないと約束しなさい。それから結城凝香さんに謝りなさい」

渋々ながらも謝罪と約束が済むと、葉月誠人はそれ以上追及せず、彼らを帰した。

誠人も分かっている。主犯が取り巻きであるはずがない。十中八九、伊吹哲平が焚きつけたのだ。結局...

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