第91章 彼女になってくれる?

「手紙かよ! ほら、早く開けって。中になに書いてあるか見ようぜ」

プレゼントが取り出された瞬間、土田正樹が囃し立てた。

周りも一斉に乗っかる。紀藤瑛介の顔色はさらに悪くなり、視線が結城凝香と倉本浩の間を行ったり来たりした。

煽られるまま、倉本浩は手にした封を切る。

そこに書かれていたのは――

「そこまで誠意を見せてくれたなら、チャンスをあげる。この誕生日プレゼント、どう? 気に入った?」

倉本浩は慌てて紙を引っ込めたが、遅かった。覗き見た誰かが、面白がって声に出す。

「結城凝香が倉本浩にチャンスやるってさ! つまり彼女になってもいいってことだろ? おい倉本浩、いつから結城凝香を...

ログインして続きを読む