第101章

いま一番大事なのは――どうやって和泉静留に折れさせるか、それだけだった。

(このクソガキ……!)

国見は知っている。ネットではいま、正義面した連中が一斉に自分を叩き、和泉静留の「釈明動画」など信じちゃいない。

あれは全部、静留が焚きつけたせいだ。

そのくせ、被害者ぶって委屈そうな顔までしてみせる。まるで自分が何も気づいていないとでも思っているのか。

『国見、どうするの……?』

青崎ユリカが落ち着かない様子で、部屋の中を行ったり来たりする。

『もしかしたら、もう静留が警察に通報してるかもしれないよ。いま警察がこっちに向かってる最中だったらどうするの? ここでやってることがバレたら...

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