第115章

アリアンの名を口にできるのは、エイミーだけだった。

アリアンは彼女に本当によくしてくれた。実の弟にする以上に。

それなのに、どうなった? 彼はエイミーのせいで死んだのに、彼女は欠片ほどの罪悪感も抱いていない。

「どうして私にはその権利がないの?」アメリアはぱちりと瞬きをした。「あなたにはあるっていうの? 自分を何様だと思ってるの、ここへ乗り込んできて怒鳴り散らして」

「エイミー! アーロンにそんな言い方――もともとあなたのせいだったくせに……」黙っていたオーロラが本をカティアに投げつけ、真正面から当てて言葉を途中で遮った。「黙れ! あんたの出る幕じゃない」

「あなた……!」カティアは...

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