チャプター 12

アメリアは立ち上がり、部屋をぐるりと見回した。

次の瞬間、しなやかに身を反らせる。

動きは水のように滑らかで、どこまでも優雅だった。空調が効いていて、やわらかな風がスカートの裾をふわりと持ち上げる。午後の陽光がアメリアの顔の半分に影を落とし、細い首筋を際立たせた。その姿は、まるで天使のようだった。

彼女は腕で床を押して体を起こすと、両腕を高く掲げ、指を絡めるように組み――つま先でくるくると何度も回ってから、ゆっくりと止まった。

息をするのも忘れるほど、あまりにも軽やかに。

部屋は静まり返った。

車椅子に座るウィリアムだけが、穏やかに拍手を送った。口元の端に、かすかな笑みが浮かんでい...

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