第140章

アメリアは階下の騒がしい人だかりなど意に介さず、ノンアルコールのカクテルグラスをレアに向けて掲げた。「レア、スコット夫人になっても、あなたは相変わらず自立した女の人のままね。今日のことを思い出すとき、屈辱じゃなくて、喜びと幸せを感じられますように。お誕生日おめでとう!」

そう言い終えると、レアに小さくうなずき、マイクを置いてその場を離れた。

誰もが見守るなか、会場はしんと静まり返った。最初に口を開く者はいない。

やがて、ジョナの制止を無視して、エロディが一歩前へ出た。「レア、ごめんね、私、誕生日プレゼント用意できなかった。でも、ママは用意してたの。パーティーのことで気持ちが落ち着かなくて...

ログインして続きを読む