チャプター 205

ブライアンは、今度こそ本当に去っていった。

グレンはスマホの画面に映る動画を、長いこと黙って見つめてから、ようやく削除する決心をした。

メープル・タウンで起きた一連の出来事は大きな波紋を呼び、各メディアが我先にと取材に走った。シルバーライト市の富裕層が相当な額を寄付したという話も、どうやら事実らしい。

アメリアがそのニュースを目にした矢先、電話が鳴った。

相手はイヴリンだった。ここしばらく、まるで音沙汰のなかった人物だ。

イヴリンは少し気まぐれな性格で、アメリアが何度電話しても出る時と出ない時がある。すべてはその日の気分次第だった。

イヴリンは言った。

「エイミー、あんた、いつまで...

ログインして続きを読む