第二十四章

オーロラの意識は、またしても病院での場面へと漂い戻っていた。思い返すたび、視線の行き先はアメリアに落ち着く。アメリアは医師の提案に一瞬の逡巡もなく同意した。しかもオーロラは、アーロンが自分に向けたあからさまな軽蔑を最初から最後まで見ていたというのに、それでもなお腑に落ちなかったのだ。なぜそこまでして引き受けるのかとオーロラが尋ねたとき、返ってきた答えは今も胸に残っている。

「アリアンに約束したの。あれは、彼が私に頼んだ最後のことだった。それに――アーロンは脆いわ。私への憎しみなんて、私には届かないもの」

そう言いながらアメリアは、落ちた花を指先でくるくると弄んでいた。声の重さは、まるで天気...

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