チャプター 26

ハーフタイムの休憩中、メイソンが二人のところへぶらぶらと歩いてきて、ジェイダの手からうちわをひったくると、苛立ちを含んだ目で彼女を指さした。

「おまえ、いったい誰のアシスタントなんだ? 自分のボスが誰か忘れたのか?」

ジェイダはまるで動じない。アメリアの背中にさっと隠れてから、メイソンに向かってべっと舌を出し、甘えた声でぶうぶう言った。

「アメリアぁ、お兄ちゃんがいじわるするー」

メイソンは目をぐるりと回し、返事をする気にもならないようだった。アメリアに水のボトルを放ってよこし、彼女の額の汗に気づくと、にやりと笑いながらティッシュを差し出す。

「暑いだろ? 来るなって言ったのに」

...

ログインして続きを読む