チャプター 61

鋭い音がして、ザンダーの言葉は途中で断ち切られた。

アメリアが、差し出していた彼の手をぱしりとはねのけたのだ。

ザンダーの目が怒りに燃え上がる。「何なんだよ、アメリア。俺は君に何もしてないだろ。最初は化け物でも見るみたいに睨みつけて、今度は手を叩くのか?」

「ごめん」声は平板で、そこに悔いの色は微塵もなかった。

アメリアは彼の顔から視線を外さないまま、ゆっくりと席に腰を下ろした。「知ってる人に似てるの。普通は会ってすぐに人を嫌いになったりしないけど、あなたは別。どうしても見ちゃった」

ホワイト。

その名だけは、忘れられない。

ザンダーの顔が強張り、信じられないというように笑いが漏...

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