第六十九章

次は契約書への署名だった。

楽曲の出来は十分に堅かったので、アメリアはすべて引き取ることに決めた。後続の作業はライアンの担当になる。

ライアンは手にした分厚い契約書の束をちらりと見た。ひと言も発さず、目も通さないまま、自分の署名だけを走らせる。

立ち去る背中には、大きな足跡がうっすらと残っているのが見えた。

「ほんと、こいつら面倒くさいわね」オーロラは冷たい笑みを浮かべ、手の甲を指先で軽くとんとんと叩いた。

「今夜どこかで、あのテオってやつを思い切りぶん殴ってやろうかな」目をきらきらと輝かせて付け足す。明らかにうずうずしていた。

ステラは怪訝そうに眉をひそめた。「あの人たち、シルバ...

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